誤嚥性肺炎とはなんですか?
誤嚥性肺炎とは、誤嚥が原因で引き起こされる肺炎のことです。
75歳以上の方の死因の第一位は、誤嚥性肺炎です。
私達は食べ物を噛み砕いてから飲み込みますが、通常であれば食べ物や唾液は食道から胃に進みます。
しかし高齢者や筋肉が低下する病気を持っている方は、“嚥下力”が低下します。
食べ物が食道ではなく、気管から肺の方に行ってしまうことを誤嚥と言います。
お口の中は歯周病菌など細菌が多く生息しているため、、誤嚥した際にそれらの菌も肺の方にいき、炎症を起こして肺炎を招きます。
健康な方であれば、誤嚥しそうになったときにむせることによって、誤嚥を防ぎます。
しかし高齢者は咳反射が弱くなるため、誤嚥しやすいのです。
誤嚥性肺炎を防ぐ2つのポイントがあります。
①口腔内をいつも清潔に保つこと
②嚥下力を鍛える
この2つを意識することによって、誤嚥性肺炎を予防していきましょう。