口コミ投稿によりメールアドレスやIPアドレスが公開されることはありません。『ヤラセ』や『宣伝』ではない真実の口コミが、皆さまの歯医者選びの参考になります。
Top > 自分でできる口臭予防と歯医者さんでできる治療方法

自分でできる口臭予防と歯医者さんでできる治療方法

スメルハラスメントという言葉を知っていますか?

言葉そのまま、ニオイによるハラスメント行為のことです。

体臭やタバコの臭いなどさまざまなものがありますが、スメハラの第1位は【口臭】

今回は、ご自宅でできる簡単な口臭対策と、歯科医院で行う専門的な口臭対策について解説していきます。

90%は口腔内に原因がある

歯医者
口臭の原因の90%は口の中に原因があると言われています。

その要因となるものにはいくつかありますので、一つずつ説明しましょう。

要因1【歯周病】

私たちの口の中には、常に300~500種類ほどの細菌が生活しています。

その中には、いくつもの 『歯周病菌』 が含まれています。

その『歯周病菌』が消化しきれない食べ物のカスなどと反応し、ガスが発生するんです。

このガスが、本当に嫌なニオイ=(たまごが腐ったようなニオイ、生ゴミのようなニオイ)なのです。

歯周病の方はとくにこのガスの発生が多いため、口臭が強くなります。

要因2【舌苔】(ぜったい)

舌苔とは、舌の表面に苔のようについた汚れのことを指します。

舌苔は、口の中の細菌や、粘膜のアカ、食べ物のカスなどで構成されています。

歯医者

舌のケアをしていない方や、舌の動きが悪い方、あまり会話をしない方は、この舌苔が分厚く真っ白に、さらには茶色や黒色に付いていることがあります。

この舌苔の中にも歯周病菌が潜んでいるため、そこから発生されるガスが口臭の原因となります。

要因3【大きなむし歯】

初期の小さなむし歯が口臭の原因となることは基本的にはありません。

むし歯が大きくなり、大きくなったむし歯の穴に、細菌や食べ物のカスなどが溜まっていき、そこからニオイが発生することがあります。

要因4【唾液分泌量の減少】

歯医者

唾液が少ないと、口臭はきつくなります。

唾液には、潤滑作用や消化作用など様々な作用があります。

中でも口臭と関係が深いのは『抗菌作用』です。

唾液の抗菌作用は、口の中の菌が繁殖するのを抑えてくれます。

何らかの原因で唾液の分泌量が少なくなると、菌が口の中で繁殖して口臭がきつくなります。

要因5【不潔な入れ歯や、合っていない被せ物】

入れ歯のお手入れ不足は、汚れの温床となり、その汚れは口臭となります。

歯医者

また、昔に入れた差し歯からニオうこともあります。

要因6【口の中以外の口臭の原因】

口臭の原因のほとんどは口の中にありますが、全身の病気が原因のこともあります。

胃の調子が悪いと食べ物がうまく消化されないため、胃の中で発酵して生じたガスが逆流して、口臭となります。
歯医者 口臭
その場合、どんなに歯磨きをしても口臭が消えることはありません。

また、蓄膿症や咽頭炎などの耳鼻咽喉科系の病気を持っている方も、口臭が強くなります。

鼻の奥や喉の奥にある膿のニオイが、口から出てくるからです。

他にも、糖尿病の方、肝臓、腎臓に病気のある方も口臭が起こる場合があります。

これらの、口以外に口臭の原因がある場合は、専門家による適切な治療を受けなくてはなりません。

自分でできる簡単な5つの口臭予防

口臭を軽減させるためにどのようなことができるでしょうか。

まずはご自宅で簡単にできる方法から紹介していきます。

方法1【ていねいな歯磨き】

歯科
一番の予防法は、やっぱり歯磨き!

正しい歯磨きは、以下の通りです。

  • ①歯ブラシは、小さく動かし、細かく1本ずつ磨く。
  • ②歯の表面だけではなく、歯と歯ぐきの境目の汚れも落とす。(歯ブラシを斜め45度に傾けてポケットの中に毛先を入れて磨く)
  • ③強い力で磨かない。
  • ④優しい力で、時間をかけて磨く。

方法2【歯間部を磨く】

歯ブラシだけでは、汚れの60%しか落とせないと言われています。

歯と歯の間は歯ブラシが届かないため、汚れがどうしても残ります。歯間部を磨くための道具を使う必要があります。

歯間ブラシデンタルフロスなどを使用しましょう。

できるだけ毎晩使用することを目標にしてください。

方法3【舌磨きをする】

舌苔が厚く付いていると、必ず口臭は強くなります。

1日に1回、朝に舌を磨くことを習慣にしましょう。

舌の表面を傷つけてしまう恐れがあるため、歯ブラシではなく、舌専用のブラシを使用してください。

舌ブラシを奥から手前に一方向に、優しく動かしてください。

奥を触ると気持ち悪くなってしまう方は、無理をせず、できる範囲で大丈夫です。

強い力で磨いたり、やりすぎてしまうと、かえって汚れが付きやすくなりますので注意しましょう。

方法4【唾液の分泌量を増やす】

唾液の分泌量を増やすために、唾液腺マッサージをしましょう。

唾液腺には主なものとして耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)があります。

歯医者耳下腺は耳の前の頬部に位置していて、頬の内側からサラサラした漿液性唾液(しょうえきせいだえき)を分泌します。

耳の手前にある耳下腺に手のひらを当てて何撫でます。

歯医者顎下腺は顎の両端にある尖った骨の内側にあります。

ここに両手の親指を当てて上方にゆっくり押し上げます。

歯医者舌下腺は舌の真下あたりにある唾液腺です。

顎中心部の尖った部分の内側にあり、両手指で上方に押し上げます。

場所が合ってるかどうか分からない場合、実際に唾液が出るかどうかで判断することができます。

舌をよく動かすことも大切です。舌の運動をしましょう。

また、こまめに水分を取ることもおすすめします。

方法5【入れ歯は毎日清掃する】

歯医者
入れ歯を使用している方は、必ず外してから磨くようにしましょう。

しっかりとぬめりがなくなるまで、磨いてください。

そして一日の終りは、入れ歯洗浄剤を使用して、目に見えない汚れを落としましょう。

歯科医院で行う専門的な口臭ケア

方法1【歯周病治療をうける】

歯周病の方は、適切な治療を受ける必要があります。

専用の機械で、歯周ポケットの中に潜む歯石を落としてもらいましょう。

歯周病の症状が改善されれば、口臭も軽減されます。

方法2【むし歯の治療を受ける】

ある程度進行したむし歯は自然と治ることはありません。

放置することなく、適切な治療を受けましょう。

以前に入れた被せ物が合わなくなっている場合、そこから再度むし歯になる可能性が高いです。

定期的に歯科医院で診てもらい、治療後のチェックも必要です。

方法3【定期クリーニングをうける】

できれば3ヶ月に1度のペース、少なくとも半年に一度は、口の中をお掃除してもらいましょう。

定期的にクリーニングは、口臭予防はもちろん、歯周病・むし歯予防、そして全身の健康を促進します。

そしてこのときに歯科衛生士から、正しいブラッシング方法を指導してもらいましょう。

まとめ

口臭は他の人に不快な思いをさせてしまいますし、対人関係に悪影響があります。

ですが、少し意識することで予防することもできます。

  • ・毎日ていねいに歯を磨きましょう
  • ・歯間部や、舌を磨くことも忘れないでください
  • ・歯科医院で適切な治療、定期的なクリーニングを受けて口臭を予防していきましょう

歯医者

自分でできる口臭予防と歯医者さんでできる治療方法-歯科・歯医者の口コミ
自分でできる口臭予防と歯医者さんでできる治療方法-歯科・歯医者の口コミ
インプラント-歯科・歯医者の口コミ
質問-歯科・歯医者の口コミ

最近180日間で口コミが多い歯医者さんベスト20

(集計期間:2024/04/11 ~
2024/10/08)