福岡県北九州市八幡西区-村上歯科クリニック

歯科医として頑張りますよ」と笑顔で語る。　村上さんは１９２０年１０月、大分県耶馬渓村（現同県中津市耶馬渓町）に生まれた。先祖代々、医者の家系で、歯科医になったのは内科医だった父の影響が大きい。「夜中でも、呼ばれると馬にまたがり、往診に行った」　４９年、福岡県立歯科医学専門学校（現九州歯科大）を卒業。開業医の下で４年間働き、通院していた光子さんと心が通じ合った。１年後に結婚し、村上歯科を開業。待合室と診療室で６坪半の小さな医院を、夫婦で力を合わせて切り盛りした。光子さんは「もっと夫を助けたい」と歯科衛生士の資格を取得。２人だけの医院はいつしか、スタッフ２０人を超す規模になった。　その間、大病を患ったことも。７０歳の時、ミニバイクで転倒し、頭に硬膜下血腫ができた。手術で除去した後、８階まで階段を上り下りしてリハビリに励み、１カ月で診療に復帰。今年７月末には左脇腹の脂肪腫の除去手術を受けたが、退院から４日後に職場へ戻った。　現在、１日に診る患者は十数人で、高齢者が多い。自身が総入れ歯ということもあり、義歯にはこだわる。歯科技工士が仕上げた義歯を何度も手直しする。「歯のかみ合わせがしっかりしていないと、体は維持できない。歯こそ健康の源」との信念があるからだ。　あと１カ月で９０歳。４０―５０年来の付き合いの患者もいる。少し診療を休んだだけで「先生、何かあったかと心配したよ」と言われる。「長生きして診療を続けてね」との励ましが原動力になる。　趣味は多彩だ。２０歳のころから続けている尺八に詩吟、ゴルフは今もハンディ３０の腕前。日進月歩で向上する歯科技術を習得しようと、学会への出張を今も続ける。　歯科医一筋に見える村上さんだが、回り道もあった。いったんは小学校の教師になったが、歯科専門学校に入学し直した。その後も軍隊に召集されたり、肺の病を患って休学したりした。「人よりえらく遠回りして歯科医になったから、少しでも長く患者さんの希望をかなえてあげたい」　「入れ歯のどこの具合が悪いとね」。きょうもにこやかに患者へ語りかける。　＝2010/09/21付　西日本新聞朝刊＝

4件の口コミ*

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(ゆっこ)

投稿日：2016/09/10

矯正でお世話になっています。
見た感じ歯並び自体は良くなっているようです。
が、矯正以外は診ていただけないようですので、検診が必要です。(定期的に通っていたので安心していたら、虫歯ができていました)

(くっく)

投稿日：2013/06/17

かなり恐がりで歯医者は苦手なのですが、先生の親身で丁寧な治療と、歯科衛生士さんたちの優しさのおかげで最後まで治療を受け、終わらせることができました。治療途中ではご迷惑もおかけしましたが、最後までできて良かったと思っています。ありがとうございました。

(西日本新聞)

投稿日：2010/09/23

【青空　あなたの物語】８９歳歯科医　生き生き　北九州市八幡西区　村上俊明さん　２０日は「敬老の日」。北九州市八幡西区には地域の人たちから頼られている８９歳の現役歯科医がいる。「天真堂村上歯科クリニック」名誉院長の村上俊明さん。５７年前から歯科衛生士の妻の光子さん（８０）と二人三脚で歯科医院を営んできた。今も週に３日、診療を続ける。「歯科医は手を動かすからぼけないんですかね。１００歳までは現役の･････

(噂話)

投稿日：2007/05/26

こちらの矯正の先生は名実ともにすごい先生だそうで、評判いいようです。

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