岩手県大船渡市-大船渡市国民健康保険歯科診療所

常に温かい施設」とあいさつ。綾里地区の住民らで構成する整備促進協議会の村上悌太郎会長も「地元として切望してきた施設であり、感謝申し上げます」と述べ、待望の完成を祝った。　甘竹市長と中舘所長、村上会長のほか、市議会の平田武副議長、歯科診療所の熊谷優志所長でテープカットを行った。引き続き見学会が行われ、真新しい施設に入った関係者は設備機能について説明を受けながら、地域の医療充実に期待を寄せていた。　市では効率的な行政サービスが求められる中、各種イベントに対応できる施設と地域振興出張所、診療所施設を一体的に整備。昨年９月から本格化し、日々利用する患者らに配慮し、なるべく医療施設を休診としない工法を採用してきた。　診療所工事では敷地南側にあった医師住宅などを解体し、その跡地に新築した。鉄骨平屋建てで、両診療所部分の延床面積は３３０平方㍍となり、現在使用している両診療所の規模とほぼ同じ。入り口は１カ所とするが、各診療所別に待合室が設けられている。　診察はすでに６日から始まっている。診療所は月・水・金曜日が午後で、火・木曜日が午前診療。歯科診療所は月曜日から金曜日まで午前、午後いずれも診療している。　今後は、旧診療所施設を解体してコミュニティ施設部分の建設が進む。３５０人を超える規模の催事に対応できる多目的ホールや42畳の和室、会議室、調理室などを設ける予定で、完成は今年秋を目指している。　東海新報社　2010年04月09日付　8面

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