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合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?
この記事では、5本のインプラント治療を受けた40代後半女性・猫山さんの体験談をもとにした記事とインタビューした内容をまとめています。

インプラント治療とは、歯が抜けたところに人工の歯根(インプラント)を埋め込み、歯を補う治療法のことです。

時間もお金もかかるうえ、外科手術を受けなければなりません。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?_インプラント治療_不安いざ、インプラント治療を受けたいと思っても
「外科手術が怖いし痛みが不安」
「高いから無理」
「どのぐらい長持ちするの?」
などの疑問や不安が出てくるのではないでしょうか?

実は、筆者もインプラント治療を受ける前はそんな悩みを抱えていました。

私は、2020年に5本のインプラント治療を経験した40代後半女性です。

自分でイチから歯科医院選びをして、インプラント治療を終えました。

この記事では、インプラント治療に不安を抱える方のために、実際に治療を受けた私が「後悔しないインプラント歯科医院選びのポイント6つ」についてお伝えしています。

インプラント治療を受けるかどうかでお悩みの人は、ぜひ参考にしてみてください。

■インプラントを決意した理由

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?幼少期から虫歯になりやすかった私は、30代後半で3本の歯を失いました。

当時通っていた歯科医院はインプラント非対応で、選択肢は入れ歯のみでした。

人生初の部分入れ歯は、とにかくよく外れました。

恥ずかしかったのが、高級レストランでのデート中に外れたこと。

部分入れ歯に失望した私は、入れ歯を放棄して歯が抜けたままにする選択をしました。

右側で噛むことができないため不便でしたが、入れ歯が外れる恥ずかしさを思えば耐えられました。

幸い3本とも奥歯だったため、口を大きく開けなければ目立ちにくかったのが救いでした。

この時点でインプラントという方法もありましたが、10年前の当時は「怖いし高い」と決めつけて、選択肢にすら入れなかった私。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?それから10年後、40代後半になったときにまたしても歯を1本失ってしまったのです。

合計4本の歯がない食生活は、さすがに以前よりも不便さを感じるように……。

いよいよ、本格的に入れ歯かインプラントかを検討することになりました。

しかし、あの外れやすい部分入れ歯では解決になりません。

私は以下の3つの理由から、入れ歯ではなくインプラントを選択することを決意しました。

  1. 女性として、できたら入れ歯は避けたいという思いがあった
  2. 父が入れ歯で苦労しているのを目の当たりにしてきたので、入れ歯に対して不信感があった
  3. 面倒くさがり屋な性格であるため、お手入れが簡単なほうがよかった

しかし、通っている歯科医院はインプラント非対応。

知り合いにインプラント経験者もいなかったので、自分でイチから調べてインプラント対応の歯科医院を探すしかありませんでした。

こうして、奥歯を合計4本失った私の、知識ゼロからのインプラント歯科医院選びが始まったのです。

■インプラント治療を受ける前の歯科医院選びについて

●価格よりも、技術の高さと家からの通いやすさを重視して選ぼう

インプラント治療_高額色々調べて驚いたのが、インプラント治療は非常に高額であること。

一般的に公的医療保険が適用されない全額自己負担の自費診療のため、1本40万円~50万円ほど!

そこで、まず私が最初に訪問したのが、安さが売りの歯科医院。

その歯科医院は家からの交通の便がよく、診察ユニットは個室形式であり、一見メリットが多かったのですが、私の口腔内のレントゲンを見た歯科医師は「スペースがないからインプラントはできない。このスペースじゃ入れ歯も無理だよ」と言ったのです。

「スペースがない」とは、私が歯を失ったところに部分入れ歯を入れずに10年間も放置したせいで、上の歯が伸びてきて上の歯と下の歯茎のスペースが狭くなってしまったことを指していました。

さらに、歯科医師は「もしどうしてもインプラントを入れるなら、伸びた天然歯を削らなくてはならないので大手術になるからやめたほうがいい。天然歯を削るのはもったいないから、このまま片方で噛み続ける生活を送ることをおすすめするよ」と続けました。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?大きなショックを受けた私は、自分にはインプラントは絶対に無理だと思い、またしても右奥歯3本が抜けたままにしたのです。

すると……、他の歯に負担がかかったためか、再び歯を1本失うことに!

私は絶望を感じましたが、かかりつけの歯科医師は「このスペースなら少なくとも入れ歯は入るよ。他の歯科医院も訪問してみたほうがいい」と言ってくれたため、諦めず他の医院を探すことにしたのです。

2番目に訪問した歯科医院のインプラント料金は、手術から保証まですべて込みで1本45万円でした。

合計5本のインプラントを入れるとなると、合計金額は200万円を超えてしまいます。

私は2~3本だけ入れてもらおうと思っていたのですが、歯科医師は「歯の全体のバランスを整えることが大事」と5本入れることを勧めてきました。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?かなり悩みましたが、確かに左側の歯が抜けたのは、右奥歯で噛めなくなって負担がかかりすぎたことが原因です。

これ以上放置したら、また別の歯が抜けるかもしれません。

最終的に以下の5つの理由から、私はこの歯科医院でインプラント治療を受けることを決意しました。

  1. インプラントに特化した医院であり、かつスペースのない私でもインプラントができると言ってくれかたら
  2. 院長や歯科衛生士さんが優しくて話しやすい雰囲気だったから
  3. 価格面でぎりぎり納得がいったから(合計200万円超えは痛いが、高い技術の歯科医院はどこも同じぐらい高い)
  4. 家から電動自転車で通えるから
  5. これ以上放置して他の歯にダメージを与えたくなかったから

この中でも、1と5が特に大きな理由になりました。

インプラント治療は、メンテナンスも含めると10年以上かかることもあります。

長期間の治療を安心・納得して受けるためには、安さで選ばず、技術の高さと家からの通いやすさを重視して選ぶことをおすすめします。

●後悔しないインプラント歯科医院選びのポイント6つ

これからインプラント治療を検討している人に向けて、後悔しないインプラント歯科医院を選ぶポイント6つについて述べていきます。

①複数の歯科医院を訪問し、価格や技術面をしっかり比較する

インプラントは、歯科医師の技術によって見解や結果が大きく変わります。

また、保険診療ではなく自由診療のため、価格が歯科医院によって大きく違うことも。

最初から自分に合った歯科医院に巡り合えるとも限らないので、複数の歯科医院を訪問することをおすすめします。

事実、今回私は3つの歯科医院を経験しましたが、それぞれの見解は見事に3者3様でした。

  • 元々私がお世話になっていたインプラント非対応の歯科医
    「奥までは無理ですが、手前は入れ歯が入れられます」
  • 最初に訪問した安さが売りの歯科医
    「右も左も心配ですね。上の歯が伸びてきて、大変なことになっているんですよ!スペースがないから、インプラントも入れ歯も入れられませんよ。片方で噛むしかないですね」
  • 2番目に訪問したインプラントに特化した歯科医
    「問題ありません。インプラントは入れられます。このスペースなら大丈夫。ネジの太さや骨を掘る深さに強度を加えますね」

……もし私が最初に訪問した歯科医院で「インプラントは無理」と言われて諦めていたら、5本のインプラントを入れた現在の私は存在しませんでした。

②不安や悩みを気兼ねなく相談できる優しい歯科医師やスタッフがいる歯科医院を選ぶ

何でも話せる、優しい歯科医師を選ぶことはとても大事なことです。

インプラント治療中は、思いがけないトラブルや不安に思うことが出てくることもあります。

それなのに、担当の歯科医師が話しづらい人だった場合、1人で不安や悩みを抱え込み、不安な気持ちのまま次の治療を受けることになってしまいます。

私を担当してくれた歯科医師はとても説明が丁寧で、どんな質問にもしっかり答えてくれる人だったため、一つ一つ不安を解消しながら治療することができました。

③プライバシーが守られる設備や感染症予防対策、衛生面もチェックする

おすすめは、プライバシーが守られる個室形式の診療ユニットを採用している歯科医院。

私は半個室での治療だったため、隣に会話が聞かれていることに強いストレスを感じました。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?一応隣室と区切られていましたが、それでも会話が隣に筒抜けだったため、プライバシーが守られていないと感じ、そこがちょっと嫌でした。

私にとって、インプラント治療をしていることは誰にも知られたくないトップシークレットでしたから。

また、私がインプラント治療を始めた頃は、最初の緊急事態宣言直前でした。

コロナ禍の中治療を受けていたわけですが、半個室ではちょっと衛生面が気になりました。

このあたりはちょっと失敗したなと思いました。

次にインプラント治療を受ける機会があったら、感染症予防対策に注力している歯科医院を選びたいと思っています。

個室ユニットに手術室用の空気清浄機や口腔外バキュームなどが設置されていて、滅菌・消毒を徹底している歯科医院がベストです。

④デンタルローン対応の歯科医院も選択肢に入れる

後から考えても、インプラント1本45万円、5本で計225万円の出費は痛かったです。

そんな私は、最近になって「デンタルローン」の存在を知りました。

デンタルローンとは、歯科治療専用の立替払制度のこと。

最大の支払い回数が84回と、高額なインプラント治療費を月々手が届く値段で支払うことができるようになるのです。

デンタルローンなら、高額な治療もあまり無理せずに始めることができそうです。

私が選んだ歯科医院はデンタルローンに対応していませんでしたが、今度インプラント治療を受けるならデンタルローン対応のところにしようと思っています。

⑤保証期間は5年より10年の歯科医院を選ぶ

インプラントには保証期間があり、5年、あるいは10年の保証期間を設ける歯科医院が多いです。

私が選んだ歯科医院のインプラントの保証期間は5年でした。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?お話を伺ってみると、最初は10年にしていたけれど5年でも十分という確信を得たからとのことでした。

また、消費税などで物価が上昇する中、保証期間を5年にすることで値上げをしない方針とのこと。

この説明を受けても、私はしばらく不安でした。

高いお金を支払ってインプラント治療に臨んでも、たった5年しか保証してもらえないなんて……!

そんな私を安心させてくれたのは、以下の情報でした。

「インプラントの残存率は 埋入部位および埋入条件により異なるが、システマティックレビュー等を参考にしたところでは部分および全部欠損症例における 10~15年の累積生存率は上顎で約90%程度、下顎で94%程度である。また抜歯即時埋入や骨移植を伴った埋入では若干生存率が下がるものの87~92%程度である」

引用元:歯科インプラント治療のためのQ&A-厚生労働省(PDF)

それでも、できたら保証期間が10年ある歯科医院を選ぶことをおすすめします。

やはり安心感は大事です。

⑥できるだけ家から近いアクセスの良い歯科医院を選ぶ

通常、インプラントの一次手術から二次手術までの2~3カ月や、インプラント治療の他に虫歯の治療をすることになった場合、歯科医院に頻繁に通うことになります。

そのため、通いやすさは非常に重要なポイント。

また、インプラントのネジが緩むなどのトラブルが起こった時でも、すぐに歯科医院に行くことができる距離に住んでいるとストレスが少なくて済みますよ。

■インプラントの治療中に起こった困ったこと、悩みや「失敗したな」と思ったこと

●インプラント手術中・術後の痛みが案外強かった!

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?インプラント手術は、 一次手術と二次手術の合計2回行います。

一次手術では、歯茎を切開して、あごの骨にインプラントを埋め込んでいきます。

歯科衛生士から「インプラント手術中は麻酔をしているから痛みがほとんどない」と説明を受けていましたが、実際はかなりの痛みがあり、急いで麻酔を追加してもらう事態となりました。

先生によると、私の骨が一般的な人より硬いからとのことでした(しかし骨が硬いのは、インプラントが長持ちするという点でgoodとのこと)。

痛みは術後2週間ほど続きましたが、痛み止めをきちんと飲めば問題ないレベルでした(ロキソニンを1日に4回服用)。

私の場合は骨が硬いために痛みが強く出ましたが、歯科衛生士が言うように、通常はあまり痛みを感じないのかもしれません。

痛みに懲りた私は、インプラントと人工の歯を接続させる二次手術では、予め麻酔を多めにしていただきました。

痛みに弱い人は、事前に麻酔を多めにしてもらえるように頼むことをおすすめします。

●先に入れたインプラントがたった4カ月で欠けてしまった!耐久性は大丈夫なの?

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?_歯が欠ける先に左に2本のインプラントを入れてから右3本の手術に取りかかったのですが、左一番奥のインプラントがトーストを食べただけで欠けてしまったため、私はインプラントの耐久性について不安を抱きました。

まだ入れてたったの4カ月なのに……。

歯科医師の説明では、「インプラントが安定するまで時間がかかるため、丁寧に噛み合わせを整えていくことが大事」とのこと。

患者の立場からすると不安でしかなかったのですが、10年間も歯のバランスを崩した生活をしていたのですから、正常な噛み合わせになるのに時間がかかるというのは納得できました。

また、保証期間の間は何回割れても対応してくれるとのことでしたので、ひとまず安心しました。

こういったトラブルもありますので、必ず保証期間を設けている歯科医院を選んでください。

その際、対応回数が決まっている歯科医院は避けたほうが良いです。

さらに、歯科医師から「インプラントの強度を上げるために入れる歯の材質を変えたい」と提案が。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?具体的には「セラミック」から「ジルコニア」へチェンジしたいとのこと。

歯が割れたことでショックを受けていた私は、2つ返事で了承しました。

しかし「ジルコニア」は真っ白でやや不自然な色合いなので、見えにくい一番奥だけ採用することにしました。

「ジルコニア」を入れてから半年以上経過しますが、歯は割れていません。

●8カ月はやはり長い!仕事をしながらでは大変な時も?

インプラント治療を開始してから終わるまで、約8カ月かかりました。

私の場合は5本の歯を入れたのでこのぐらいかかるのはおかしくないのですが、仕事をしながら通うのは骨が折れました。

インプラント治療で一番大変なのは、長く歯科医院通いをしなければならない点かもしれません。

できれば時間に余裕がある時期に、治療することをおすすめします。

■インプラント治療が完了した上で感じるメリット・デメリット

●メリット

①普通の歯と変わらず噛むことができる

インプラントはネジを使ってあごの骨に埋め込むため、入れ歯と違い、しっかりと固定されます。

そのため、普通の歯と変わらず噛むことができます。

インプラントを入れた直後は柔らかいものから段階的に食べていかなければなりませんが、数カ月もすれば何でも食べられるようになります。

実際私は、大好きなフランスパンを気兼ねなく食べられるようになりました。

本当に自分の歯となんら変わりがないので、嬉しい驚きがありました。

②入れ歯のような面倒くささが一切ない

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?入れ歯のような、他の歯と違う特別なお手入れは必要ありません。

いつもの歯磨きで大丈夫です。

私の場合は、虫歯・歯周病予防のため、細かい部分を磨ける筆のような歯ブラシも併用しています。

③外食も気兼ねなく楽しめる

入れ歯と違って急に取れたりしないため、人目が気になる外食でも安心。

デートで食べ歩きも楽しめます。

●デメリット

①定期健診の保険適用外のクリーニングが高額!

インプラント手術が終わってから4か月後に定期健診がありました。

埋め込みが終わってハイ終了!ではなく、保証期間は4カ月~半年ごとに定期検診を受けなければなりません。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(インプラント周囲炎)になることはあります。

毎日の歯ブラシや定期検診をしっかり行うことが、長持ちさせるコツです。

これは天然歯にも言えることで、歯のトラブル防止策は予防に尽きるのです。

定期検診では、歯のクリーニングも行います。

クリーニングには保険適用と保険適用外の2種類があり、私は「両方したほうがいい」と勧められました。

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?保険適用外のクリーニングは普段自分で磨けない細かい部分も磨いてもらえて、フッ素も塗ってもらえるためピカピカになるのですが、1回約1万円と高額です。

私は今のところ4カ月に1回のペースで保険適用と保険適用外のクリーニングを受けていますが、予算上そのうち半年に1回ペースになるかもしれません。

②インプラントが安定するのに時間がかかる!

インプラントを5本入れてまだ数カ月ですが、1回部分的に割れて(ジルコニアに変えて補強)3回ネジがゆるみました。

インプラントが定着するには時間がかかりますので、家が近くて本当によかったと思いました。

歯科医師によると、コロナ禍でストレスから夜中に歯ぎしりする人が増えて、思わぬ歯のトラブルを訴える人が増えているとのこと。

なかなか難しいですが、歯のためにもリラックスして過ごしたいものです。

■インプラント治療を終えて

合計5本のインプラント治療をした40代後半女性が伝えたい「歯科医院選びの6つのポイント」とは?最初のインプラント手術から約8カ月後、5本のインプラント治療が完了し、右奥歯2本と左奥歯1本は強度のあるジルコニアが入ったことで硬いものでも問題なく噛めるようになりました。

右下奥歯のインプラントを入れる際に、上の歯を削らなくて済んだのもありがたかったです(最初に訪問した医院では削らないと絶対に歯は入らないと言われました)。

基本的に治療には満足しています。

しかし、一方で後悔もあります。

たとえば、もっと時間をかけて歯科医院を複数まわって、より安価で技術も確かなインプラント治療をしている医院を探してもよかったなと思ったことです。

歯科医院の数は多く、家から通える範囲という条件をつけても他にも候補があったため、もっと自分の譲れないポイントを複数掲げて堂々と歯科医院を探すべきだったかもしれないと思いました。

まとめ

40代後半女性が5本のインプラント治療をした実体験を元に、メリットやデメリット、インプラント歯科医院を選ぶポイント6つについてお話ししました。

後悔しないインプラント歯科医院を選ぶポイントは、以下の6つです。

1.複数の歯科医院を訪問し、価格や技術面をしっかり比較する
2.不安や悩みを気兼ねなく相談できる優しい歯科医師やスタッフがいる歯科医院を選ぶ
3.プライバシーが守られる設備や感染症予防対策、衛生面もチェックする
4.デンタルローン対応の歯科医院も選択肢に入れる
5.保証期間は5年より10年の歯科医院を選ぶ
6.インプラント治療中に虫歯治療が必要になったり緊急事態が起こったりすることもありえるため、できるだけアクセスがいい歯科医院を選ぶ

インプラントは怖いもの、高いものというネガティブな印象もありますが、ポイントを抑えて冷静に探せば、あなたに合った歯科医院が見つかると思います。

インプラントは一生モノの治療で大切なお金や時間を費やすのですから、納得いくまで探すことをおすすめします。

現在私は、硬い焼きめざしも食べることができるようになり、インプラントに満足しています。

次からは、筆者である猫山さんにインタビューした内容をまとめています。

[手術後、お口の中以外に何か影響はありましたか?]

40代後半で5本も歯を失ったので、もう後がないと思い、歯を入れることを決めました。
入れ歯かインプラントかで迷いましたが、インプラントを選択しました。
30代で部分入れ歯を入れたけれど外れやすかったことと、女性なので入れ歯では見た目が気になるのが理由でした。
また、面倒くさがり屋な性格ですので、毎日入れ歯のお手入れをすることに不安もありました。

[インプラント手術を受けた動機や決め手をおしえてください]

よく噛めるようになって、よく眠れるようになりました。
気持ちの面では、落ち着きが出たと思います。

[口臭や滑舌に変化はありましたか?]

特にありませんが、きれいな歯を入れたので清潔な口腔内環境になったと感じます。

[手術を受けた医院を選んだ理由をおしえてください]

虫歯の治療やメンテナンスも重視していたので、遠方の歯科医院は避けました。
正直価格面では郊外の歯科医院は優れているのですが、歯は緊急事態がつきものですので、そんな時でも慌てずに済むように、電動自転車で通える歯科医院を選びました。
最初に訪問した医院で「インプラントは入れられない」と言われてショックを受けて、5カ月引きこもりに。
それでも再び立ち上がったのは、また歯を1本失ってしまったからでした。

[手術を受ける前に聞いていた医師からの説明と、実際に手術を受け始めた際の違いは?]

インプラント手術は痛みがほとんどないと聞いていましたが、私の場合はかなり痛かったです。
しかし、すぐに麻酔を追加してくれたため、十分に我慢できる範囲でした。

[手術を受ける前に自分で調べた内容と、実際に受けた際での違いは?]

インプラント手術は麻酔が効くので痛みがあまりないという口コミもありますが、私の場合は痛かったです。
ただし、痛み止めを飲めば通常通りに生活できるレベルでした。

[メンテナンスや日々のお手入れについて]

インプラントのメンテナンスは、4~5カ月に1回。
保険適用と適用外のメンテナンスを両方受けていて、1回大体1万4千円ほど。
正直痛い出費ですが、保証期間中は我慢しようかなと思っています。

[費用面についてインプラントを検討している人へ、アドバイスやご意見等]

安いだけで技術が伴わない歯科医院もあるので、気をつけてください。
もちろん安くて高い技術の歯科医院なら、言うことなしです。

[インプラント手術を受けるべきかどうか悩んでいる・不安を感じている人へのアドバイス]

できるだけ複数の歯科医院を訪問して、自身が納得できる歯科医院で治療を受けることをおすすめします。
歯科医師の中にはひどいことを言う人もいて、私も言われた当時は随分落ち込みましたが、他にも歯科医院はたくさんあります。
そして、医療は日々進歩しています。
難しいかもしれませんが、自分に合った歯科医院は必ずあるという強い信念で、探してほしいと思っています。
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